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日本映画magazine vol.32

2013年03月29日 02:14

同じ顔の“俺”33役に挑戦 6P

4つの“俺”は泣きたくなるくらい愛しい☆

自分が出演した作品を最初に観るときって、
どんな作品でもまず、自分の感覚で自分自身を追ってしまうところがあるんですけど。
今回は、自分でも自分を追いきれませんでした(笑)。
たぶん、33回観ないと、全部の自分を拾い切れないんじゃないかと思います。

これって、本当はものすごく怖く作れる作品なんだと思います。
だけど今回は、その怖さをキャッチせずに観られるように作ってあって。
三木ワールドの小ネタみたいなものを、『面白~い』って言いながら、
サラッと観ようと思えば観られるんです。
“自分が自分であるってどういうことなんだろう”とか、
“どうやって他者と向き合っていけないいのか”とか、
とても深いテーマが基本にはあるんですけど。

均が難しかったかな。均は主人公なんだけど、一番個性がないんです。
だから、ほかのキャラキターを個性的に作っていった分、
そっちに引っ張られそうになるんです。
撮影は、例えば均なら均だけを撮っていったわけじゃなくて、
均(=俺)を演じてすぐ別の“俺”を演じて、また均に戻る、みたいなことをやっていたので。
だけど、均が難しいっていうその感覚は、きっと正解だったと思うんです。
これはいわば、均の心の成長物語だから。
一番、色を持ってない彼が、どう心を動かしていくのか。
繊細な描写が絶対的に必要だったんです。

“本当の俺って何?”っていうところが難しかったりするんです。
こうやっていろんな仕事をさせてもらっていくにつれ、改めて思うんですね。
ジャニーズに入って14年ぐらいの間に培ってきた
“カッコいいと思われたい自分”っていうのが(笑)
今の俺の基本になってるのかもしれないなって。
だってヘンな話、ちょっと前までは地元に帰って家族や友達と会ってるときが
いちばん落ち着けたんですけど、
今はライブでカッコつけた自分を全面に出してるときのほうが居心地よかったりするんです。
普通の素顔になってる自分のほうが居心地が悪いというか。
そういう意味では、今まで築き上げてきた、カッコいいアイドル・亀梨和也を
全部はぎ取られて闘ったのがこの映画なので、不安になる部分は確かにあったんですよね。
今までは、見映りよくパッケージにくるまれていたのに、
いきなり皮をむかれて並べられたオレンジみたいな気分になって。
常に裸で闘わされて、まださらに搾り取るのかみたいな(笑)

俺のこと何も知らないという前提で、この子初めて観るねっていう感覚で、
作品の内容をシンプルに受け止めてもらえたら、いちばんいいなと思ってます。

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